





CROSSTALK



展示イベントの成功に必要なのは、
『』
周囲の支えに感謝し、
お客様にを届ける
ムービック・プロモートサービス(以下、MPS)が全国各地の会場で、開催している大型展示イベントに携わる、企画・制作、営業、物販メンバーに、仕事に向き合ううえで大切にしていること、やりがい、醍醐味について聞いてみました。
プロフィール紹介

展示イベント / 営業
入社2年目
展示イベントにおいて会場や主催者への提案営業を担当。イベント開催準備から終了まで、会場・主催者と制作チームとの調整業務も行う。

展示イベント / イベント制作・推進
入社6年目
展覧会や原画展といった展示イベントの企画制作・推進をメインに担当。収支管理や今後の展開方針の策定など、イベント全体の取りまとめも行う。

展示イベント / 物販ディレクター
入社4年目
展示イベントにおけるグッズ売り場のプロデュース・ディレクションを担当。販売商品の仕入れから売上管理まで、幅広い業務を行う。


はじめに、「展示イベント」がどういうものか教えてください。
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E.T
百貨店や遊園地などのイベントスペースで2週間から数ヵ月にわたり実施する大型イベントのことを展示イベントと呼んでいます。子どもやファミリー向けのコンテンツから、アニメやマンガの原画展のような大人向けのコンテンツまで、さまざまなイベントを、企画・制作、物販、営業などからなるチームを組んで作っていきます。
皆さんはそれぞれ、どんな役割を担当していますか?
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私は展示イベントの企画や制作、現場にお客様が来場されてからの運営などを担当しています。また、ほかのメンバーと連携しつつ、収支管理や展開方針の検討などイベント全体の取りまとめも行っています。
E.T
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K.Y
私はイベントで販売する商品の制作や仕入れ、売上や在庫の管理などをしています。ディレクターとして実際に会場に赴き、売り場を設営したり、販売スタッフさんに販売指導を行ったりといった、物販業務全般に携わっています。
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私は営業担当として、百貨店や遊園地などの会場や、テレビ局・新聞社など主催者のもとに赴き、イベント開催の提案を行います。MPSの窓口として、イベント開催の準備から終了まで、会場側・主催者側と自社制作チームのあいだに立って調整をします。
Y.T


展示イベントの仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
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Y.T
営業として新しいクライアントと新たに関係性を築き、イベントの開催が決まった瞬間は何よりもやりがいを感じますね。イベント終了後、会場や主催者に喜びの声をいただけると、「また次も喜んでもらえるように頑張ろう!」というモチベーションにつながります。
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物販に関しては、商品の仕入れはもちろん、現地で売り場を設営し、イベント初日を迎えます。一般的なメーカーのように「仕入れた商品を店舗に納品して終了」ではなく、会場に来場されたお客様の様子をダイレクトに見ることができる点でワクワクしますね。
K.Y
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E.T
企画・制作の仕事で、アニメやコミックスといった、存在していなかった世界を具現化していく中で、作品を作り出している版権元から「作品をよく理解してくれていますね」と評価いただけたときには、大切な作品を任せて良かったと思っていただけたかなと、うれしくなりますね。
これまで携わった仕事の中で、一番心に残った展示イベントは何ですか?
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入社して初めて自分1人で提案営業に赴き、受注したある展覧会ですね。初日の立ち会い後に、クライアントから感謝の言葉をいただいた瞬間は感無量でした。この成功体験が、現在の営業活動の原点になっています。
Y.T
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K.Y
私はコロナによる自粛期間が明けた後、ある百貨店で行ったイベントです。ものすごくたくさんのお客様が来場され、皆さん楽しそうに展示物を見たり、物販コーナーで買い物をされたりする姿を見て、「イベントを待ち望んでいた人たちがこんなにいたんだな」と感動しました。イベントの力を実感しましたね。
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新卒入社2年目で携わったイベントです。MPSで扱うことが初めてのキャラクターで、自身も初めての企画制作をした際、社内のたくさんの先輩たちに助けていただきました。
イベント後は達成感ももちろんですが、助けていただいた周囲の方たちへの感謝の気持ちが心の中に残りました。E.T
一方で、日々の仕事で大変さや苦労を感じるのはどんな時ですか?
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E.T
MPSは版権元から作品の権利をお借りしてイベントを作り、それを主催者に販売しています。そのため、版権元は「作品としてこうあってほしい」、主催者は「売上のためにこうしたい」など、それぞれの主張が相反する時があり、調整しなければならないことは大変に感じます。そうしたときは根底にある「イベントを成功させたい」という共通の思いをもとに両者の意向をすり合わせ、作品のファンも含む全員にとって一番よい形はどこかを探るようにしています。
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物販の場合、商品の売り上げが展示イベントの結果全体を左右する大きな要因となるため、常にプレッシャーを感じています。在庫をいかに余らせないようにするかはもちろん、品切れを起こさないように、商品の売上動向を観察して仕入れをおこなわなければなりません。会場で事故なく販売するための登録業務や、会期前の準備だけでなく、イベントがスタートしたあとも商品の追加納品など常に神経を使うのがこの仕事の大変な部分ですね。
K.Y
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Y.T
提案営業する際、そのコンテンツがどういうストーリーで、どんな層に支持されているか、自分自身がそのコンテンツを深く理解しておく必要があります。コンテンツの魅力が十分伝わるような提案をするために、日々勉強しています。情報収集するためにSNSを使うので、私のタイムラインはファンシーなキャラクターだらけですね。SNSはどの国で、どのキャラクターが人気なのかまで把握できるので、例えば「このキャラクターは韓国で人気が高いので、韓国の方が多く来日している福岡県で開催してみてはどうか」といった提案材料にすることもあります。


皆さんが展示イベントをするなかで、大切にしていること、
心がけていることを教えてください。
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版権元、主催者、お客様など、イベントの先にいる人のことを常に意識しています。目先の業務に追われると、つい楽なほうへ流れてしまいそうになるのですが、そんなときは「お客様や版権元に喜んでもらえるか」を考えて、妥協せずに仕事をするようにしています。また、MPSに力を貸してくださる協力会社への感謝も忘れてはいけません。支えていただけることに感謝して、「またMPSと仕事がしたい」と思ってもらえる関係作りを心がけています。
E.T
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K.Y
E.Tさんが言うように、MPSではコンテンツの権利を版権元から預かってイベントを作っています。それは「信頼」があるからこそ成り立ちます。商品の仕入れ先であるメーカーさんも同様です。信頼を損なわないよう、丁寧に仕入れのやり取りや交渉をすることで、新商品を特別に提案してもらえたり、先行販売の許可をもらえたりといったよい結果につながることがあります。社内外のすべての人に対し、信頼を大切にしています。
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私は展示イベントにかかわるすべての人たちを俯瞰でとらえるように心がけています。イベントには会場や主催者、協力会社など、社外のさまざまな関係者がかかわっており、1つミスがあればすべて止まってしまいます。営業は会社の窓口ですので、制作チームや物販チームと、会場・主催者とのあいだに立つ調整役として、お互いに見落としていることはないか常に注意を払っています。
Y.T


展示イベントの仕事の魅力や醍醐味はなんだと思いますか?
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Y.T
イベントに来場いただいたお客様が喜ぶ姿を直接見られることです。これは数字では表せられないリターンだと思いますね。もう1つ、営業として北海道から沖縄まで全国各地を飛び回るのもこの仕事の醍醐味だと思っています。地方の名産品を食べながらお酒を飲むのが好きなんです。出張先で買ったお土産を友だちに渡す瞬間も楽しみの1つですね。
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自分の好きな作品で一からイベントを作っていける点が醍醐味だと思っています。展示イベントには決まったフォーマットやルールがあるわけではないので、作品の世界観にあった内容の展示を自由に考えることができます。風通しがよく、社員が企画を提案、実現しやすい環境もあるので、積極的に仕事と向き合うことで自分の「好き」を形にできます。
E.T
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K.Y
幅広いお客様に笑顔を提供できる点ですね。そしてその笑顔を、現場で直接見られるところです。物販コーナーは多くの場合、展示の最後に位置します。来場されたお客様が会場を後にするまで、ずっと笑顔でイベントを楽しんでもらえるよう、力を入れていきたいと思っています。
